アメリカの3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のデスクトップメタルが株式併合(Reverse stock split)を実施する。デスクトップメタルの取締役会は、ニューヨーク証券取引所で取引されているデスクトップメタルのクラスA普通株に対し、10対1株のレシオでの株式併合を承認した。これにより、デスクトップメタルの株は既存株10株が新株1株として取引されることになる。現地時間の2024年6月11日以降、デスクトップの株は併合後の株として新たに取引される。
なおトレーディングシンボルの「DM」は、そのまま継続して使用される。
デスクトップメタルの株は、2021年2月5日に31.25ドルの高値を付けた後、徐々に下落し始め、最近は一株0.49ドルで取引されていた。本記事執筆時点(日本時間2024年6月7日)では、デスクトップメタルの株は一株0.48ドルで取引されている。
株式併合は、株式市場で取引されている既存株式をまとめて新たに一株とし、市場全体で流通する株式数を減少させることを目的に行われる。一般的に株式併合は、株価が低迷している企業が株価上昇を狙って実施するケースが多いとされる。