ストラタシスが2023年度通年決算を発表

アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、2023年度通年決算を発表した。同社の2023年度の売上高は6億2760万ドル(約941億4000万円)で、対前年比で3.7%のマイナスとなった。経常収支は1億2310万ドル(約184億6500万円)の赤字だった。同時に発表された2023年第4四半期の売上高は1億5630万ドル(約234億4500万円)で、前年同期比で1.3%のプラスとなった。

ストラタシスのヨアヴ・ツァイフCEOは、「マクロ経済環境が改善し、資本支出のパターンが正常化しつつある中、アディティブ・マニュファクチャリングに対する根本的なニーズが顕在化し、我々のビジネスに繋がっていると実感しています。現在開発中のニューテクノロジーの進化がさらに進み、会社の運営効率が高まる今後、2024年以降に売上と利益率の改善が期待できることでしょう」とコメントしている。

2023年度通年決算の発表を受け、ストラタシスは2024年度通年の売上見通しをアップデートした。同社の2024年度の売上見通しは、6億3000万ドル(約945億円)から6億4500万円(約967億8000)万円のレンジとしている。また、経常収支の見通しについては、8800万ドル(約132億円)から7200万ドル(約108億円)の赤字と見込んでいる。