ビッグレップがフランクフルト証券取引所へ上場

ドイツの3Dプリンターメーカーのビッグレップがフランクフルト証券取引所へ上場する。ルクセンブルクに拠点を置くSPAC(特別買収目的会社)のSMGテクノロジー・アクセラレーションSEとの合併によりドイツ最大の証券市場に上場する。合併後の社名はビッグレップとなる。

ビッグレップは、今年2023年11月にオーストリアの3DプリンターメーカーのHAGE3Dを買収したが、その直後からSPACとの合併によるIPOが噂されていた。

ビッグレップのイング・スヴェン・テートCEOは、「デジタライゼーションやモノづくりの非中央集権化といった強力なメガトレンドにより、アディティブ・マニュファクチャリング市場は今後も力強く成長を続けると信じています。ビッグレップは市場の転換をリードし、信頼できるハードウェア、生産性の高いソフトウェア、高品質のマテリアル、高度なカスタマーサポートに裏打ちされたインダストリアル・アディティブ・マニュファクチャリング・ソルーションを提供してゆきます」とコメントしている。

ビッグレップは2014年設立、ドイツのベルリンに拠点を置き、創業当初より造形サイズ1立方メートルの大型3Dプリンターを製造、主にヨーロッパとアメリカのユーザーへ提供してきている。同社はドイツの本社に加え、ボストン、シンガポール、上海にも営業拠点を置いている。