スカルプティオがオンラインマーケットプレースを閉鎖

フランスの大手3Dプリンティングサービスビューローのスカルプティオが、オンラインマーケットプレースを閉鎖する。同社の発表によると、同社は来月2023年11月3日をもってオンラインマーケットプレースを閉鎖し、同事業を廃止する。

スカルプティオは、設立以来3Dプリンティングモデルを売買できるオンラインマーケットプレースを運営し、3Dプリンティングの普及と市場拡大に貢献してきた。オンラインマーケットプレース閉鎖後、同社はコア事業の3Dプリンティングサービスに事業を集中させるとしている。

スカルプティオは、オンラインマーケットプレースにアップロードされた3Dプリンティングモデルは、当面ダウンロード可能な状態に置かれるとしている。なお、11月3日以降、新たな3Dプリンティングモデルはアップロードできなくなる。

スカルプティオはフランスのパリとアメリカのサンフランシスコに拠点を置く3Dプリンティング・サービスビューロー。主にヨーロッパとアメリカにおいて、各種の3Dプリンティング・サービスを提供している。

スカルプティオは、2019年11月にドイツの大手総合化学メーカーのBASFに買収され、同社の子会社になっている。