ウィリアム・マッコンビー氏がVelo3DのCFOを辞任した。辞任理由の詳細については明らかにされていないが、「他のキャリアを追求するため」という声明が発表されている。マッコンビー氏は2020年にVelo3Dへ入社し、同社のCFOを務めていた。同氏の後任には、マッコンビー氏と同じく2020年にVelo3Dへ入社し、財務担当副社長を務めているバーナード・チャン氏が就任する。
Velo3Dのベニー・ミュラーCEOは、「ビル(ウィリアムの愛称)の三年間に渡る貢献とリーダーシップに感謝します。Velo3Dをアディティブ・マニュファクチャリング業界におけるテクノロジーサプライヤーに成長させるために多くの活躍をしてくれました。新たな領域でのビルの活躍を大いに期待しています。また、ビルの後任のバーナードの新CFOとしての活躍にも期待しています。彼の20年以上のファイナンスの経験をもとに、CFOとしての職務を果たしてくれると信じています」とコメントしている。
バーナード・チャン氏はKPMGで監査担当マネージャーを務めた米国公認会計士。Velo3DのSPAC(特別買収目的会社)との合併による株式上場をリードしてきた。
Velo3Dは2021年9月30日にニューヨーク証券取引所へ上場し、11.40ドルのIPO価格で取引されていたが、その後株価は下落し、本記事執筆時点では1.64ドルで取引されている。