スリーディーシステムズとナノ・ディメンションから買収攻勢を受けているアメリカの3Dプリンターメーカーのストラタシスが、2023年度第2四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1億5980万ドル(約226億9160万円)で、前年同期の1億6660万ドル(約236億5720万円)から4.2%減少した。
GAAP(米国標準会計基準)ベースでの営業収支は3370万ドル(約47億8540万円)の赤字だった。ナノ・ディメンションによる買収攻勢に対抗するための費用などを計上したことなどが影響した。調整後EBITDAは1060万ドル(約15億520万円)で、前年比で43%増加した。
ストラタシスのヨアヴ・ツァイフCEOは、「ポリマー・アディティブ・マニュファクチャリングにおける我が社のポジションを強化し、レジリエントなビジネスモデルと強固な財務基盤を持つことで、強い逆風が吹く中、ストラタシスは盤石なオペレーションと業績を示すことができました。二四半期連続でコンスーマー向け製品とカスタマーサービス部門での売上増加を記録しました。今後も利益率の改善に努力し、株主利益の最大化を果たしてゆきます」とコメントしている。