ナノ・ディメンションがストラタシスの株主へビデオメッセージを配信

アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスにテンダーオファーを仕掛けているイスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが、ストラタシスの株主へビデオメッセージを配信した。ビデオメッセージでは、今年2023年8月8日に開催されるストラタシスの定時株主総会において、ナノ・ディメンションが推薦する取締役候補7名を取締役に選任するよう求めている。

ナノ・ディメンションが推薦する取締役候補には、ナノ・ディメンションの会長兼CEOのヨアヴ・スターン氏や、インクジェットシステムズCEOのニック・ゲデス氏、大手コンサルティングファームKPMG出身のイェール・サンドラー氏などが含まれている。

ナノ・ディメンションは、ストラタシスの現行取締役は在任期間が平均で10年以上となっていて、組織として硬直化していると指摘している。ストラタシスの現行取締役には、ストラタシスの創業者でFDM方式の3Dプリンターを発明したスコット・クランプ氏も含まれている。クランプ氏は、36年の長きにわたってストラタシスの取締役を務めている。

ナノ・ディメンションは、ストラタシスの発行済み株式の14.1%を保有する大口株主。