ナノ・ディメンションがストラタシスの株式の公開買付を開始

イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが、デスクトップメタルの吸収合併を発表した大手3Dプリンターメーカーのストラタシスの株式の公開買付を改めて開始した。発表によると、ナノ・ディメンションによるストラタシスの株式の買取価格は一株18ドルで、2023年5月3日時点の取引価格に26%のプレミアムを上乗せした価格であるとしている。ナノ・ディメンションは、ストラタシスの発行済み株式の53%から55%を取得したいとしている。

ナノ・ディメンションのヨアヴ・スターン会長兼CEOは、「ストラタシスの取締役会に対する我々の提案が拒否されたことを受け、我々はストラタシスの株主に我々の主張を直接訴えることにしました。我々のキャッシュベースのオファーはストラタシスの株主にプレミアムのバリューを提供するものです。今回のスペシャル・テンダーオファーが成立することを確信しています」とコメントしている。

ストラタシスとデスクトップメタルは、両社の株式交換による合併を予定している。取引が成立すれば、ストラタシスの株式は合併会社の株式の59%を、デスクトップメタルの株主は合併会社の株式の41%を所有する形になる。