ナノ・ディメンションが2023年度第1四半期決算の業績見通しを発表

イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが、2023年度第1四半期決算の業績見通しを発表した。それによると、同社の2023年度第1四半期(2023年1月~3月末)の売上高は1460億ドル(約18億9800万円)で、前年比で21%のプラスとなった。

ナノ・ディメンションのヨアヴ・スターン会長兼CEOは、「2022年度第4四半期の業績は過去最高となりました。そして、第1四半期は通常、他の四半期よりも弱含みになる傾向があります。しかし、主力製品のドラゴンフライプリンターの売上が非常に好調で、2023年度第1四半期の売上高は史上最高となる見込みです。会社の組織的な総合力、特にセールスとマーケティングの効率性が功を奏した結果です」とコメントしている。

ナノ・ディメンションは、引き続きアメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスの株式に対するTOB(株式公開買付)を実施している。ナノ・ディメンションは、これまでにストラタシスの株主に対し、ストラタシスの株を一株20.05ドルで買取るオファーを提示している。

ナノ・ディメンションは、これまでに総額で15億ドル(約2025億円)の資金を調達し、直近の現金および現金相当資産保有額は12億ドル(約1620億円)となっている。