現地時間の2022年9月17日、アーカンソー州ファイエットビルのレーザーバックスタジアムの駐車場で第三者の男性とトラブルになり、男性を殴って鼻を噛むなどして怪我をさせたとして逮捕されたビヨンド・ミートのCOOダグ・ラムジー氏が、ビヨンド・ミートを辞職していたことが明らかになった。
ラムジー氏は、9月20日にビヨンド・ミートのCOO職を停職処分にされ、謹慎中だった。ビヨンド・ミートが証券取引委員会に提出した書類によると、ラムジー氏は10月14日付けでビヨンド・ミートを辞職したとしている。
ラムジー氏が自発的に辞職したのか、または解任されたのかについては明らかにされていない。
ラムジー氏は大手精肉メーカーのタイソン・フーズに30年以上勤務した業界のベテラン。2021年12月にビヨンド・ミートにスカウトされ、同社のCOO(最高業務オフィサー)に就任していた。
ビヨンド・ミートからは、チーフ・サプライチェーン・オフィサーのバーニー・アドコック氏も9月30日付けで辞任している。ビヨンド・ミートでは、今後社員の20%をレイオフすると発表するなど、人事上のトラブルが頻発している。インフレの進行などにより代替肉に対する需要が減少する中、同社の今後の展開が注目される。