アメリカの3Dプリンターメーカーのカーボンが、従業員のレイオフを開始したとして話題になっている。レイオフの具体的な内容は明らかにされていないが、カーボンの複数の社員がレイオフされた現状をソーシャルメディアのLinkedInに投稿している。
これまでにカーボンのシニアアカウントマネージャー、チャネルセールスディレクター、シニアセールス開発レプリゼンティティブなどのポジションのスタッフがレイオフされたとしている。
アントニオ・グヨット氏は、「この投稿を最後まで読んで下さい。10日前、私は会社から私が従業員削減対象のひとりであると告げられました。私は自分の仕事を愛していたので、非常な驚きでした。『いずれこの職場に戻ってこられるよ。あなたはモチベーションもあり、前向きな精神をもっているから』と言われましたが、どうなるかわかりません。(中略)私は今後も価値を創造し、人々をインスパイアし、会社と私の共通の利益のために仕事をしたいのです」とコメントし、LinkedInのメンバーに仕事を斡旋してくれるよう呼びかけている。
カーボンは2015年設立。アディティブ・マニュファクチャリングの領域における有力なユニコーン企業(創業から10年以内の時価総額10億ドル以上の企業)として注目されていた。2021年末頃よりIPOが噂されていたが、今日に至るまで果たされていない。