アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートの株が、2022年8月の一か月間で23.7%下落したことがわかった。これにより、同社株価の年初からの下げ率は62.4%となった。8月に発表された同社の2022年度第二四半期決算の結果が反映される形となった。
同社の発表によると、同社の2022年度第二四半期の売上高は1億4700万ドル(約210億2100万円)で、前年同期比で1.6%のマイナスだった。一方、経常収支は9710万ドル(約138億8530万円)の赤字で、前年同期の1960万ドル(約20億280万円)の7倍近くに増加した。
経常収支の悪化について、ビヨンド・ミートのイーサン・ブラウンCEOは、進行するインフレの影響などにより消費者がより低価格の競合製品に切り替えたり、代替肉ではない通常の肉に切り替えたりするケースが増えているとコメントしている。ビヨンド・ミートのの代替牛ひき肉は、通常の牛ひき肉より70%程度高値で販売されている。
ビヨンド・ミートは、2022年度通年での見通売上高を5億6000万ドル(約800億円)から6億2000万ドル(約886億6000万円)のレンジから4億7000万ドル(約672億1000万円)から5億2000万円(約743億6000万円)のレンジへ引き下げている。