ストラタシスの株が18.3%値上がり

アメリカの大手3DプリンターメーカーでNASDAQ上場のストラタシスの株が値上がりしている。今年2022年7月6日に16.20ドルまで値下がりした同社の株は反転し、本記事執筆時点の2022年7月19日には19.17ドルまで値上がりしている。現地時間の先週発表されたイスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションがストラタシスの発行済み株式の12.12%を買収したというニュースが影響している可能性がある。

ストラタシスの株は、2021年2月5日に51.72ドルの高値を付けた後徐々に値を下げ初め、今年2022年に入ってからは20ドルから30ドルの価格レンジを推移していた。今回の株式取得によりナノ・ディメンションは1億5000万ドル(約207億円)程度のマーケットキャップを手にしたことになるが、市場関係者の中には、ナノ・ディメンションが比較的安価にストラタシスの持ち分を手にしたと評価する向きもある。

また、別の市場関係者は、ナノ・ディメンションが今後、株価が安値水準で推移している現時点において、さらにストラタシスの株を買い増す可能性を指摘している。また、ナノ・ディメンションがストラタシスの株をある程度敵対的に買収する可能性も指摘されていて、両社の今後のやりとりを注視してゆく必要があるとしている。