REGEMAT3Dがエクイティ・クラウドファンディングで515,402ユーロの資金調達に成功

スペイン・グラナダに拠点を置くバイオ3DプリンターメーカーのREGEMAT3Dが、エクイティ・クラウドファンディングで515,402ユーロ(約6958万円)の資金調達に成功して話題になっている。REGEMAT3Dは、調達した資金を開発中の研究者用ナレッジ・エクスチェンジ・プラットフォーム「ラボ・メソッド・プラットフォーム」の開発などに投じるとしている。

「ラボ・メソッド・プラットフォーム」は、世界中の研究者たちが自らのバイオプリンティング・メソッドを投稿して共有するバイオプリンティングの「Thingiverse」。メソッドを共有することで臨床研究などのスピードを大幅に上げることができるとしている。

「ラボ・メソッド・プラットフォーム」について、REGEMAT3D創業者のホゼ・マニュエル・バエナ氏は、「ラボ・メソッド・プラットフォームは研究者が特定の細胞などを作る方法が入手できるレシピサイトのようなものです。また、実際の作成に必要な材料を買うこともできます。すでに存在しているレシピを使うことでそれぞれの研究にかかる時間を大幅に削減することが可能になります」と説明している。

REGEMAT3Dは2015年設立。同社のバイオ3Dプリンターは軟骨、骨、脊髄、筋肉などの生細胞を培養でき、世界29ヶ国の研究機関に採用されている。