FATHOMが2022年度第一四半期決算を発表

アメリカの大手マニュファクチャリングサービスビューローのFATHOMが、2022年度第一四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は4050万ドル(約52億6500万円)で、前年同期比で33%増加した。複数の大型案件の受注が数字を押し上げる結果となった。一方、調整後EBITDAは620万ドル(約8億600万円)で、前年同期比で19.4%のマイナスとなった。

部門別売上高では、精密板金加工部門の売上高が1470万ドル(約19億1100万円)と最大で、CNCマシニング部門の1330万ドル(約17億2900万円)が続いた。アディティブ・マニュファクチャリング部門の売上高は410万ドル(約5億3300万円)で、前年同期比で8.6%のマイナスだった。

FATHOMのライアン・マーティンCEOは、「上場企業として、FATHOMはポジティブな結果を出すことができました。我々はこの業界のパイオニアであり、利益体質とキャッシュを生み出す実績を持っています。我々に対する業界ニーズは大きく、我々はそれから多くのベネフィットを得ています。今後も急速に成長しているデジタルマニュファクチャリング市場でのプレゼンスを広げてゆきます」とコメントしている。

FATHOMは2008年設立。全米12箇所に製造拠点を有し、3Dプリンティングなどのアディティブ・マニュファクチャリングサービスに加え、CNCマシニング、射出成型、ツーリング、シートメタル・ファブリケーション、デザイン、エンジニアリングなどの各種のサービスを提供している。