カリフォルニア州キャンプベルに拠点を置く大型メタル3DプリンターメーカーのVelo3Dが、2022年度第一四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1220万ドル(約15億8600万円)で、前年同期比で900%の増加となった。また、対2021年度第四四半期比でも17%の増加となった。一方、GAAP(米国標準会計基準)ベースでの経常収支は6530万ドル(約84億8900万円)の赤字だった。調整後EBITDA(利子・税・減価償却前利益)は2200万ドル(約28億6000万円)の赤字だった。
Velo3Dのベニー・ビューラーCEOは、「我々のサファイアシステムに対する需要は高止まりしており、2022年度第一四半期だけで年間目標売上高の75%を獲得しました。今後もサプライチェーンをマネージし、グローバルマーケットが困難に直面する中でも生産目標を達成してゆきます。当期においては、最新のサファイアXCシステムの製造も開始し、当初設定していたキーマイルストーンを実現しました」とコメントしている。
Velo3Dは、昨年2021年10月にPAC(特別買収目的会社)のジョーズ・スピットファイア・アクイジション・コーポレーションと合併し、ニューヨーク証券取引所へ上場している。同社の顧客にはスペースX、ハネウェル、ブーム・スーパーソニック、クロマロイ、ラム・リサーチなどが含まれている。