イスラエルの代替シーフードメーカーのプランティッシュが、1250万ドル(約14億7500万円)の資金調達に成功した。出資したのは複数のベンチャーキャピタルを筆頭とする投資シンジケート。バリエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。プランティッシュは、調達した資金を製造機能の拡充や、マーケティングなどに投じたいとしている。
プランティッシュは、昨年2021年に設立されたスタートアップ企業。植物由来原料を使い、3Dプリンターでサーモンなどの代替シーフードを製造している。
プランティッシュの創業者でCEOのオフェク・ロン氏は、「代替食品の領域では、すでに代替肉が市場を急成長させていますが、今度は代替シーフードの番です。全世界のシーフードマーケットの市場規模は5000億ドル(約59兆円)とされていますが、今後多くのシェアが代替シーフードによってリプレイスされてゆくでしょう」とコメントしている。
プランティッシュは、今年2022年内にイスラエル国内でポップアップレストランでの代替シーフードの提供を開始するとしている。そして、2024年までにスーパーマーケットなどの小売店での販売を開始したいとしている。