ドイツのハイエンド3Dプリンターメーカーのヴォクセルジェットがロシアとベラルーシとの商取引を解消した。ヴォクセルジェットの発表によると、同社はロシアによるウクライナ侵略に抗議するため、すべてのロシア企業とベラルーシ企業との取引を即日解消する。
ヴォクセルジェットのルドルフ・フランツCOO兼CFOは、「今回の決断は簡単なものではありませんでした。ロシアとベラルーシのディーラーとは、長年にわたって良好な関係を築いていたからです。これまでのロシアとベラルーシのクライアントに感謝をいたします。しかし、ウクライナの人々に対するロシアとベラルーシの行動には非難をせざるを得ません。我々はウクライナの人々を支持し、我々のウクライナのビジネスパートナーをサポートしてまいります」とコメントしている。
ロシアによるウクライナ侵略に抗議するため、ロシアとの商取引を解消するケースが頻発している。これまでにドイツのポリマー3DプリンターメーカーのEOS、ポーランドの3Dプリンターメーカーのゾートラックス、アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズ、同じくアメリカの大手3DプリンターメーカーのHPなどがロシアとの取引を解消すると表明している。