アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、アメリカ現地時間の2021年8月9日に2021年度第二四半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上高は1億6260万ドル(約178億8600万円)で、前年同期の1億1280万ドル(約124億800万円)から44.1%増加した。経常収支は960万ドル(約10億5600万円)の赤字で、前年同期の3390万ドル(約37億2900万円)の赤字から改善した。非GAAPベースの経常収支は1420万ドル(約15億6200万円)の黒字だった。
決算についてスリーディーシステムズのジェフリー・グレイブス社長兼CEOは、「昨年の第二四半期はCOVID-19への対応に追われ、はっきりと状況を掴められない状態でした。厳しい環境を脱却するために四つの改革プランを立ち上げ、実行しました。すなわち、ヘルスケアとインダストリアル・ビジネスユニットの再編、業務効率の改善、ノンコアアセットの処理、未来への投資です。極めてチャレンジングな12カ月を通じ、それらを着実に実行してきました。世界経済も回復し始め、アディティブ・マニュファクチャリングの世界も活況を取り戻しつつあります。我々は、これからもアディティブ・マニュファクチャリングの世界のリーダーであることを目指します」とコメントしている。
2021年度第二四半期決算の発表を受け、ニューヨーク証券取引所で取引されているスリーディーシステムズの株は、前日終値から2.49%値上がりして取引を終えた。