3ユアマインドが550万ドルの資金調達に成功

ドイツの3Dプリンティングソフトウェアメーカーの3ユアマインドが、550万ドル(約5億8300万円)の資金調達に成功した。出資したのはドイツの大手電力会社EnBW傘下のベンチャーキャピタルEnBWニューベンチャーズを筆頭とするシンジケート。シンジケートには3ユアマインドの初期の出資者のUVCベンチャーズ、TRUMPFベンチャー、AMベンチャーズなども含まれている。

3ユアマインドの共同創業者でCEOのアレクサンダー・シチェク氏は、「現在のマクロ経済環境は、企業にサプライチェーンの柔軟性を求めています。我が社の顧客は、我々のソフトウェアを活用し、サプライチェーンの柔軟性を確保し、ビジネスのバリューを生み出しています。EnBWニューベンチャーズをはじめとする、投資家の皆様からのサポートを受けられることを嬉しく思います」とコメントしている。

3ユアマインドは、調達した資金を国際展開の強化へ投じるとしている。同社は現在、ドイツとアメリカに活動拠点を置いているが、今後他の地域にも拠点を開設し、営業活動を開始するとしている。

3ユアマインドは2014年に、ドイツの大手メタル3DプリンターメーカーのEOSが設立したEOSアディティブ・マニュファクチャリング・ベンチャープログラムなどの出資を受けて設立された。3ユアマインドには、これまでにドイツ投資銀行、ヨーロッパ地域開発基金などの公的機関も出資している。