イタリアの大手3Dプリンティング・サービスビューローのBEAMITとZAREが合併する。現地時間の昨日両社が発表したプレスリリースで明らかにした。両社の合併により、従業員100名を抱える欧州最大規模の3Dプリンティング・サービスビューローが誕生する。新会社はイタリア・パルマの本部に加え、フランス、ドイツ、イギリス、日本でそれぞれオフィスを構える。
合併後も、両社はそれぞれのブランドで事業を展開する。資本はBEAMITグループ傘下に統一される。BEAMITグループの取締役会には、BEAMIT、ZARE両社からそれぞれ取締役が専任される。BEAMITグループのジェネラルマネージャーには、BEAMITのアンドレア・スカナヴィニ氏が就任する。
BEAMITのマウロ・アントロッティ社長は、「両社の合併により、顧客に全方向的なサービスを提供することが可能になりました。事業規模と資本にさらに投資を行い、未来のマーケットチャレンジにより強く対応してゆきます。新会社は顧客とより密接な関係を築いてゆきます」とコメントしている。
BEAMITグループは、航空宇宙、防衛産業、エネルギー、自動車などの産業ユーザーに各種の3Dプリンティングサービスを提供している。