ストラタシスが従業員の10%をレイオフ

アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、全世界の従業員の10%をレイオフする。2020年度第一四半期決算の結果を受けたものと見られる。

レイオフについてストラタシスのヨアヴ・ザイフ氏は、「今回の労働力の削減は、我々の戦略プロセスを遂行するための困難で重要なステップです。サステナブルで収益性を伴う成長を獲得するために計画されたものです。今回の決定により影響を受けるすべての従業員のこれまでの貢献に感謝を伝えたいと思います。(新型コロナウィルスの感染拡大が続く)現在の状況は、労働市場をさらに困難なものにしていますが、職場を離れる従業員には、我々ができる最大限のサポートをしたいと考えています」とコメントしている。

新型コロナウィルスのパンデミックの影響などにより、同社の業績は2020年度第一四半期決算において前年同期比で14%低下するなど低迷している。

ザイフ氏は大手穀物系企業のアダマ社の上級副社長、国際的土木企業のネタフィム社のチーフ・コマーシャル・オフィサー、大手コンサルティングファームのマッキンゼーのパートナーなどを務め、2020年2月からストラタシスのCEOを務めている。今回のレイオフは、ザイフ氏がストラタシスで行う初のレイオフとなる。