ヘンケルとラピッドシェイプがパートナーシップ契約を締結

ドイツの大手トイレタリー・コンスーマーグッズメーカーのヘンケルと、同じくドイツの3Dプリンターメーカーのラピッドシェイプが、パートナーシップ契約を締結した。

契約によると、両者はラピッドシェイプの3Dプリンターを使い、ヘンケルが開発する各種の新素材をを使って様々なアプリケーションを開発する。アプリケーションは、主に医療、歯科医療、ジュエリー、インダストリアルグッズなどでの利用が想定されている。

パートナーシップ契約の締結について、ヘンケルの3Dプリンティング事業部のフィリップ・ルーセン氏は、「我々のオープン素材戦略を拡大する中、テクノロジーパートナーとしてラピッドシェイプを迎えることに興奮しています。両者が協力することで技術革新を強化し、テーラーメイドの3Dプリンティングソルーションを提供できます。産業を超えて、アディティブ・マニュファクチャリングのプロダクションを広げてゆくことができるでしょう」とコメントしている。

ヘンケルは1876年設立の、デュッセルドルフに拠点を置くドイツの多国籍企業。洗濯用洗剤などの家庭用洗剤や、シャンプー、口腔ケア製品などのトイレタリー製品を中心に市場に提供している。ヘンケルの製品は、主にヨーロッパ市場を中心に販売されている。