プリンターボットが事業を再開か?

昨年7月に事業を停止したアメリカの老舗3Dプリンターメーカーのプリンターボットが、事業を再開する可能性があるとして話題になっている。プリンターボット創業者のブルック・ドラム氏が今月公開したYouTube動画の中で明らかにした。それによると、同氏は早ければ今年夏にも事業を再開する可能性があるとしている。

プリンターボットは2010年設立。3Dプリンター業界ではメーカーボット・インダストリーズと並ぶ老舗3Dプリンターメーカーの一社として知られていた。2011年に価格500ドルのオープンソース3Dプリンターのキックスターターキャンペーンを立ち上げ、総額で83万ドル(約9,130万円)の資金を集めていた。

同社はその後、2016年に低価格小型メタルフレーム3Dプリンター「シンプルV2」をリリースするなど、低コスト3Dプリンターシリーズを相次いでリリースしていた。

また、業界関係者の多くは同社の低価格戦略に否定的で、同社の収益性に問題があるとしていた。

一方で、アメリカの3Dプリンターユーザーの多くはオープンソースのプリンターボットの製品に好意的な評価をしており、プリンターボットの事業再開を歓迎すると見られている。