ロボ3Dが教育用3Dプリンティングプラットフォームメーカーのマイステムキッツを買収 https://www.bhphotovideo.com/c/product/1316218-REG/robo_3d_a1_0007_000_3d_c2_compact_smart.html

カリフォルニア州サンディエゴに拠点を置く3Dプリンターメーカーのロボ3Dが、教育用3Dプリンティングプラットフォームメーカーのマイステムキッツを買収した。マイステムキッツは2013年設立、アメリカの公教育K-12用STEMカリキュラムを開発している。

ロボ3Dによるマイステムキッツの買収金額は200万ドル。120万ドルは現金で支払われ、残金は5%のロイヤルティで支払われる。また、買収に先立ち、ロボ3Dは新たに1億3千万株の新株を一株あたり0.025ドルで発行し、325万ドルを調達する。

マイステムキッツの買収についてロボ3Dのライアン・レグディCEOは、「教育分野における3Dプリンティングは未だ不十分な状態にあると言わざるを得ません。現場にいる教師たちは、授業に3Dプリンターを導入する事が簡単ではないと口を揃えます。マイステムキッツの買収により、3Dプリンティングに関するカリキュラムを現場に提供できるようになります」とコメントしている。

マイステムキッツの教育プログラムは、フロリダ州を中心に導入が進み、教師たちによる評価では97%の好意的評価を得ているという。

ロボ3Dは2012年にキックスターターのプロジェクトで資金調達に成功し、法人化された。2015年12月に12月にオーストラリアの資源開発企業ファルコン・ミネラルに買収され、2016年11月にオーストラリア証券取引所に上場している。