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ストラタシスのイラン・レビンCEOが辞任する事となった。レビン氏は6月1日付けでストラタシスのCEOと取締役を辞任する。
レビン氏は長らくストラタシスのCEOを務めたデビッド・ライス氏の後任として2016年にストラタシスのCEOに就任した。同氏はまた、ストラタシスの取締役を2012年から務めていた。
レビン氏の辞任の理由は明らかにされていないが、すでに発表された2018年度第一四半期決算の低迷から、ストラタシスの業績不振の責任をとったものと見られる。第一四半期決算についてレビン氏は、「第一四半期決算の売上について失望している。特に北米市場でのハイエンドシステム注文が減少したのが響いた。公的セクター、航空宇宙、自動車といった産業セクターでのパフォーマンスが特に悪かった」とコメントしていた。
レビン氏の辞任後は、現ストラタシス取締役会会長のエルチャナン・ジャグロム氏が暫定CEOを務める。ストラタシスは、レビン氏の辞任CEOのエグゼクティブサーチを既に開始したとしている。
ストラタシスはエアバスとのコラボレーションを強化するなど、業績改善に向けた明るいニュースが出始めている。一方で、ストラタシスの再建を託されたレビン氏の就任2年あまりでの辞任は、同社の再建が簡単ではない事を示す事例となりそうだ。