現地時間の先月15日に連邦破産法第7条を申し立て、経営破綻したテックショップの営業が譲渡され、店舗が再オープンする事になった。
テックショップの営業を引き受けるのは、ミネアポリスで工務店を経営するビル・ロイド氏とダン・レイシュア氏が立ち上げたテックショップ2.0。テックショップの営業再開についてレイシュア氏は、「出来る限り多くの店舗を、出来る限り速やかに再オープンさせたい」とコメントした。
テックショップが破産申し立てをしてから数日後にレイシュア氏はテックショップにアプローチし、11日後には営業譲渡を行う事で合意したという。合意の内容について同氏は、「テックショップのコミュニティと会員企業の活動を再開し、出来るだけ多くの従業員を再雇用させたかった。そして、テックショップのメンバーが活動できる手段を獲得させるのが我々のゴールでした」と説明している。
テックショップの突然の破産申し立てにより、テックショップの営業は即日停止された。それにより、テックショップを利用していた多くの個人事業主や中小零細企業が仕事が出来なくなるなど大きな影響を受けていた。今回の営業再開により、そうした人たちが作業する環境を改めて得られることになる。
テックショップは2006年設立。2015年の最盛期には売上を1,400万ドル(約15億5千万円)まで伸ばしたが、家賃や人件費などの固定費がかさみ、経営状態は良くなかったとされる。
なお、新テックショップの再オープン日は現在のところ、未定となっている。