チェコ共和国の3Dプリンター用フィラメントメーカーのフィラメンタムが、チェコのトマス・バタ大学の研究者と生分解性サンダルコレクションを開発し、話題になっている。
「オーガニック・シュー・コレクション」と名付けられたコレクションは、フィラメンタムのフレックスフィル98A、ココナッツの葉、パイナップルの葉由来繊維の生分解性素材を材料に作られている。
プロジェクトを主導したトマス・バタ大学のルーシー・トレジナロバ研究員は、「オーガニック・シュー・コレクションは、シンプルな原則をベースにしています。いずれも製品としての役目を終えた時、すべてのパーツに分解でき、アッパーコンポストやソールなどはリサイクルできます。すべて生分解性なので、土の中に埋めると数十日で分解されます」とコメントしている。
ソールはフィラメンタムのフレックスフィル98Aを素材に、ウルチメーカーの3Dプリンターで製造された。アッパーコンポストは、パイナップルの葉由来繊維のマライで作られている。
「オーガニック・シュー・コレクション」は、現在ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート美術館で展示されている。同コレクションは、今年10月20日まで展示される予定。