BWT・アルピーヌF1チームがスリーディーシステムズの3Dプリンターを導入

フランスのF1レーシングチームのBWT・アルピーヌF1チームが、スリーディーシステムズの3Dプリンターを導入したとして話題になっている。BWT・アルピーヌF1チームが導入したのは四台のスリーディーシステムズSLA7503Dプリンティングシステムで、レーシングカーの消耗部品の製造やプロトタイピングに使うとしている。BWT・アルピーヌF1チームは、年間2万5千点の消耗部品を利用している。

BWT・アルピーヌF1チームのベン・マロック氏は、「スリーディーシステムズのSLA750シリーズが持つ精密エンジニアリングの能力に大きな感銘を覚えました。BWT・アルピーヌF1チームはスリーディーシステムズと長年にわたってパートナーシップを構築し、3Dプリンティングテクノロジーの革新による恩恵を初期の頃より受けてきました。SLA750シリーズについても、ベータ版のフェーズより開発に参加してきました」とコメントしている。

BWT・アルピーヌF1は、フランスの自動車ブランド「アルピーヌ」の名を冠したF1コンストラクター。前身ルノーF1チームから改称し、リニューアルして誕生した。運営はアルピーヌ・レーシングとなっている。2022年にアストンマーティンF1のスポンサーだったオーストリアのBWTを迎え、エントリー名を「BWT・アルピーヌF1」に改めた。