カリフォルニア州キャンプベルに拠点を置く大型メタル3DプリンターメーカーのVelo3Dが、同社最新シリーズ「サファイアXC 1MZ」のリリース時期を発表した。それによると、Velo3Dは、今年2022年度第三四半期に複数の顧客に「サファイアXC 1MZ」をデリバリーするとしている。
「サファイアXC 1MZ」は、最大1立方メートルのビルドボリュームを持つ大型3Dプリンター。ビルドボリュームの大きさは、現行シリーズの「サファイアXC 1M」の倍になっている。
Velo3Dの創業者でCEOのベニー・ビューラー氏は、「最先端のメタル・アディティブ・マニュファクチャリングなしに、未来を形成するたくさんの重要なテクノロジーを生み出すことは困難です。我々の顧客は、この技術が彼らのビジネスをより進化させ、製品そのものを変革させることを明確に理解しています。「サファイアXC 1M」のスループットは現行シリーズより400%向上し、オペレーティングコストを最大で75%削減します」と説明している。
Velo3Dのメタル3Dプリンターは、主にロケットなどの航空宇宙産業セクターで広く使われている。同社の顧客にはスペースX、ハネウェル、ブーム・スーパーソニック、クロマロイ、ラム・リサーチなどが含まれている。