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アメリカのフィラメントメーカーの3DXテックが、PEEK用高温3Dプリンターをリリースする。
3DXテックの3Dプリンター「ギアボックスHT2」は、エンジニアリングプラスチック専用3Dプリンターで、PEEKやPEKKに加え、カーボンファイバーフィラメントやナイロンフィラメント、カーボンファイバーナイロンフィラメントなどが利用できる。
ギアボックスHT2はデュアルエクストルーダータイプで、造形サイズは最大457 x 457 x 813mm エクストルーダーは最大475℃まで加熱できる。またヒートチェンバーは120℃、ヒートベッドは200℃まで、それぞれ加熱できる。
また、ナイロンなどのフィラメントスプールを収納するフィラメントベイには4㎏のフィラメントスプールを最大四つ収納出来、比較的大型の造形が可能としている。
3DXテックでは、ギアボックスの出荷を今年9月から開始するとしている。なお、現時点では価格などの情報は明らかにされていない。
3DXテックは2014年設立の、米ミシガン州に拠点を置くフィラメントメーカー。これまでにPETG、PEKK、PEEK、耐熱ABS、カーボンファイバーナイロン、ASA、水溶性サポートフィラメント、TPEフレキシブルフィラメントなどの高機能フィラメントを開発、主にアメリカとヨーロッパ市場を中心に提供してきている。