https://3dprint.com/200117/nordan-3d-print-windows-doors/
スウェーデンの建設会社がドアと窓専用の3Dプリンターを開発し、話題になっている。
開発したのはスウェーデンのNorDan社。NorDan社は1926年設立の老舗企業で、従業員1600人を有し地元スウェーデンの他ノルウェイやポーランドでも事業を展開している。同社は主に木製のドアと窓を製造販売している。
ドアと窓専用3DプリンターはBLBインダストリーズ社と共同で開発したもので、ポリマーベースの素材を使って出力するタイプ。フィラメントではなくペレットを使用する。ポリマーにウッドパウダー、コルク、麻などを混ぜてウッドライクにすることも出来る。
3Dプリンターの造形サイズは最大1.5 X 1.5 X 2.5メートル。デュアルエクストルーダータイプで、違った素材をそれぞれ出力出来る。
建設用3Dプリンターの導入が世界的に進んでいるが、ドアと窓専用の3Dプリンターがリリースされるのは世界初と見られる。建設用3Dプリンターは、建物全体を丸ごと3Dプリントするタイプと、ブロックなどの建設パーツを3Dプリントするタイプに二分される。今後はそれぞれの領域において進化が進むと専門家は予測している。
NorDan社は、今年春を目途に3Dプリンターの稼働を開始させたいとしている。