全世界の建設3Dプリンティング市場が、2032年に5195億ドル(約77兆9250億円)規模へ成長すると予想したレポートが発表された。アメリカの市場調査会社プレセデンス・リサーチがまとめたレポート「建設3Dプリンティング市場規模・トレンド・レポート2032」によると、2023年時点の全世界の建設3Dプリンティング市場を56億5000万ドル(約8475億円)規模と推定した上で、今後年率65.25%の高い成長率で成長を続け、2032年に同規模へ到達すると予想している。
市場の内訳では建設3Dプリンターが最大のシェアを獲得する一方、建設3Dプリンター用素材も全体の34%のシェアを獲得するとしている。
産業セクターでは建設セクターが全体の73%を獲得し、インフラストラクチャーのシェアは27%程度になるとしている。
エリア別では、アジア太平洋地域が41%のシェアを獲得する一方で、ヨーロッパ(29%)、北米(25%)、ラテンアメリカ(3%)と続くとしている。
主なプレーヤーとしては、MX3D、COBODインターナショナル、ICON、Sika AG、XtreeE、WASP、エイピス・コア、CyBe建設、コンツアー・クラフティングなどを挙げている。