GE傘下のGEリニューアブルエナジーが、先日バイデン大統領が主催した気候変動サミットで、自社事例を紹介していたことがわかった。
紹介された事例は、GEリニューアブルエナジーがデンマークの3Dプリンティング建設企業のCOBODインターナショナルと共同で開発した高さ10メートルの風力発電機建設の事例。風力発電機を構成する主要部品の大半は3Dプリンターで建設されたという。3Dプリンターを活用することで、建設にかかる炭素排出量を大きく削減でき、より高いエネルギー効率を確保できるとしている。
GEリニューアブルエナジーと共にサミットに出席したCOBODインターナショナルの創業者兼ジェネラルマネージャーのヘンリック・ランド・ニールセン氏は、「我々は常に我々のテクノロジーと、風力発電機製造におけるコンクリート3Dプリンターの重要性を信じています。(気候変動サミットという)世界のリーダー達が集まる会議において、我々が展開しているプロジェクトをご紹介できたことを光栄に思います」とコメントしている。
GEリニューアブルエナジーとCOBODインターナショナルは、2019年から共同で風力発電機を建設3Dプリンターで建設している。建設3Dプリンターを活用することで、風力発電機を最短3日で建設できるとしている。
COBODインターナショナルの建設3Dプリンターは、これまでにアメリカ、インド、ベルギー、ドイツ、UAE、サウジアラビアなどで採用され、住宅やオフィスビルディングの建設などに使われている。