デンマークの建設企業のCOBODが、ドイツの展示会で建設3Dプリンターのデモンストレーションを実施し、話題になっている。
COBODがデモンストレーションを行ったのは、ドイツのベルリンで開催されたボウティック建設展示会。特設ブースに持ち込まれた大型建設3Dプリンターが、四軒の小型住宅をライブで建設する様子が公開された。
COBODのランド・ニールセンCEOは、「(建設3Dプリンターを)ライブでデモンストレーションすることで、我々のテクノロジーとクオリティを直接目にしていただくことが可能になります。建物が実際にプリントされてゆくのを見ることで、堅牢性と安定性を自ら体験していただけるでしょう」とコメントしている。
COBODは、2017年にデンマークのコペンハーゲンにヨーロッパ初の3Dプリント住宅を建設したことで知られている。同社の建設3Dプリンターは、これまでにUAEやサウジアラビアなどにも採用されている。
COBODの建設3Dプリンター「BOD23Dプリンター」は、最大300平方メートルの建物の建設が可能な大型建設3Dプリンター。一般的な住宅のほか、小型オフィスビル、学校、博物館などの建設が可能としている。