テキサスのボランティア団体モバイル・ローブズ・アンド・フィシズが、地元のの建設企業ICONと共同でホームレス用3Dプリント住宅を建設する。報道によると、両社はテキサス州のコミュニティ・ファースト・ビレッジに、6棟の3Dプリント住宅を試験的に建設する。両社は、最終的には200棟の3Dプリント住宅を建設するとしている。
ICONの共同創業者兼CEOのジェイソン・バラードCEOは、「これまでのホームレス用住宅は、メンテナンスコストが高く、維持管理作業も大変でした。しかし、3Dプリント住宅は耐久性が高く、コストも抑えられます。コストを削減するためにプリントスピードをアップし、3棟の住宅を同時にプリントできるようにしました」とコメントしている。
3Dプリント住宅の建設にはICONが開発したバルカンⅡ3Dプリンターが使われ、1棟の住宅を27時間で建設できたという。
3Dプリント住宅を建設する機運はアメリカの他の州でも高まっている。ロサンゼルス市議会も、ロサンゼルス市内のホームレスのために3Dプリント住宅を建設する計画を審議している。サンフランシスコのボランティア団体も、ホームレスのための3Dプリント住宅を建設するプロジェクトを立ち上げている。