テキサス州の建設会社が新型建設3Dプリンター「ヴァルカンⅡ」をリリース http://www.3ders.org/articles/20190312-icon-launches-new-large-scale-vulcan-ii-3d-printer-to-build-affordable-homes.html

テキサス州の建設会社のICONが、新型建設3Dプリンター「ヴァルカンⅡ」をリリースした。ICONによると、「ヴァルカンⅡ」は最大2000平方フィート(約56.2坪)の大きさの建物を建設でき、建設スピードは従来品の最大二倍、建設コストは半分になったという。

ICONは昨年にアメリカ初の3Dプリント住宅用建設許可を取得したことで知られる。同社は建設3Dプリンターの普及を目指し、昨年10月にはシードファンドとして900万ドル(約9億9千万円)の資金調達を行っている。

「ヴァルカンⅡ」のリリースについて、ICONのジェイソン・バラードCEO兼共同創業者は、「ICONのミッションは住宅建設と建設業全体に新たなアプローチを提供し、手頃で個性的な住宅を世界中の人に提供することです。我々は今、世界的な住宅不足の中におり、従来のアプローチ方法では解決できない状況にいます。ICONをサポートしてくれる多くの人や企業とともに、建設業のパラダイムシフトを導いて行きたいと思います」とコメントしている。

ICONでは、「ヴァルカンⅡ」の出荷を来月から開始するとしている。「ヴァルカンⅡ」が建設する住宅は、現時点では来年から販売が開始される予定。