全世界の建設3Dプリンティング市場が2032年に5194億ドル(約70兆1190億円)規模へ成長すると予想したレポートが発表された。アメリカの市場調査会社プレセデンス・リサーチの「3Dプリンティング建設市場・2022年~2032年」によると、2022年時点で34億2000万ドル(約4617億円規模と推定される全世界の建設3Dプリンティング市場は、今後年率65.25%の高い成長率で成長を続け、2032年に同規模へ拡大するとしている。
建設工法ではエクストルージョン方式が最大のシェアで、全体の63%を占めるとしている。建設素材ではコンクリートが最大のシェアで、売上ベースの34%を占めるとしている。
成長性が見込める産業セクターとしては、公共インフラストラクチャーの建設や、民間のオフィス・住宅建設などを挙げている。
地域別ではアジア太平洋の成長性が高く、グローバル市場の41%を確保するとしている。
建設3Dプリンティング市場における主なプレーヤーとしては、MX3D、COBODインターナショナル、ICONテクノロジーズ、XtreeE、WASP、エイピス・コア、Cybe建設、コンツアークラフティングなどを挙げている。