インド初の3Dプリント住宅が完成

インド初の3Dプリント住宅が完成し、現地で話題になっている。

インド・チェンマイに広さ65平方メートルの二階建3Dプリント住宅を建設したのはインド最大の建設会社のL&T建設。デンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルが開発した建設3Dプリンターで建設した。素材は地元産のコンクリートミックスが使われた。

L&T建設のMV・サティシュ副社長は、「3Dプリンティングは、これまでの建設手法を劇的に再定義する破壊的技術の一つです。我々がその技術をデモンストレートすることができたことを嬉しく思います。建設業の自動化へ向けて、今後も試行錯誤を続けてまいります」とコメントしている。

COBODインターナショナルによると、L&T建設は地元産のコンクリートミックスを素材に使うことで、一般的なモルタルベースのコンクリートミックスよりも低コストで3Dプリント出来たとしている。COBODインターナショナルの創業者ヘンリック・ランド-ニールセン氏は、「今回のL&T建設のプロジェクトは、我々の業界における非常に大きなステップになりました」と高く評価している。

COBODインターナショナルの建設3Dプリンターは、これまでにデンマーク、ドイツ、ベルギー、サウジアラビア、UAEなどで採用され、住宅やオフィスビルディングの建設に使われている。ドイツでは、COBODインターナショナルの建設3Dプリンターで三階建ての住宅が建設されている。