ヒューストンで大型3Dプリント住宅コミュニティ開発プロジェクトが開始

米テキサス州ヒューストンで大型3Dプリント住宅コミュニティ開発プロジェクトが開始され、話題になっている。

同市初の大型3Dプリント住宅コミュニティ開発プロジェクトは、ヒューストン市内にあるホビー空港そばの13エーカーの敷地に2ベッドルームサイズの平屋建て3Dプリント住宅を80棟建設するもの。3Dプリント住宅は1棟あたり20万ドル(約3000万円)程度の価格で来年夏から販売される。

プロジェクトに参加しているヒューストン市議会議員のティファニー・トーマス氏は、「アメリカの主な都市は二つの共通課題に直面しています。住宅開発のイノベーションと住宅の取得容易性です。本プロジェクトは、ヒューストンがそれらの課題を具体的にどのように解決するかを直接示すものです」とコメントしている。

3Dプリント住宅コミュニティは80棟の3Dプリント住宅を中心に、140台分の駐車スペース、3Dプリントベンチ付きのコミュニティスペース、パビリオンなどで構成される。

テキサス州では、別の3Dプリント住宅メーカーのICONが、同州オースティン市で100棟の3Dプリント住宅を開発するプロジェクトも立ち上がるなど、3Dプリント住宅開発プロジェクトが複数立ち上がっている。