オハイオ州初の3Dプリント住宅が完成したとして話題になっている。地元テレビ放送局WCHSによると、オハイオ州コロンバスに建設された平屋建ての3Dプリント住宅は地元の新興建設会社のサステナブル・コンクリート・イノベーションズ(Sustainable Concrete Inovations)が建設したもので、建設3Dプリンターは他社からレンタルしたものが使われたという。
サステナブル・コンクリート・イノベーションズの創業者のジョン・スモール氏は、「我々が建設したものは、まさにゲームチェンジャーです。これまでの建設工法では四人から六人の建設作業員が必用でしたが、3Dプリント住宅は建設3Dプリンターの作業員二人で作業できます」とインタビューに答えている。
WCHSはさらに、建設専門家の話として、一般的な平屋建て住宅の場合、3Dプリント住宅は従来型の住宅にかかるコストの35%から60%程度で建設可能であるとのコメントを伝えている。
アメリカでは、ニューヨーク州、カリフォルニア州、テキサス州などの都市部を中心に住宅不足が社会問題になっている。住宅不足の解消を目的に、アメリカの各地では建設3Dプリンターの導入が進んでいる。