COBODインターナショナルが第三世代建設3Dプリンター「BOD3」をリリース

デンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルが、同社の第三世代建設3Dプリンター「BOD3」をリリースした。「BOD3」は前シリーズの「BOD2」と同様のモジュラー型の建設3Dプリンターで、両端に設置した高さ2.5メートルのスチールモジュールをベースに積層造形方式で建物を建設する。Z軸を必要としないため、イニシャルコストとランニングコストの両方を削減できるとしている。

COBODインターナショナルのヘンリック・ランド-ニールセンCEOは、自身のLinkedInへの投稿で、「BOD3の最大の特徴は、同じ建設現場でBOD3自体を自由に移動させることができる点です。最初の建物の建設が完了したら、トラック全体を移動させて次の建物の建設を開始することができます。移動やセットアップにほとんど時間がかからず、ダウンタイムが必要ありません」と説明している。

BOD3は、すでにアメリカのフロリダ大学工業・システムエンジニアリング学部へ導入され、各種のコンストラクションエンジニアリングプロジェクトなどに使用されている。

COBODインターナショナルの建設3Dプリンターは、これまでにアメリカ、ヨーロッパ諸国、アフリカ、中東などの各地で導入されている。