セレンディクスが二人世帯用3Dプリント住宅の販売を開始

3Dプリント住宅メーカーのセレンディクスが、二人世帯用3Dプリント住宅の販売を開始して話題になっている。「serendix50」と名付けられた3Dプリント住宅は延べ床面積50平方メートルの平屋建て住宅で、慶応義塾大学KGRI環デザイン&デジタルマニュファクチャリング創造センターがデザインした。建設にかかった時間は44時間30分で、販売予定価格550万円で販売されるという。施工には静岡県の百年住宅株式会社、群馬県の株式会社ナベジュウ、熊本県の立尾電設株式会社も協力している。

百年住宅株式会社の中嶋雄代表取締役は、「2人で暮らす事が出来る平屋50m2の3Dプリンター住宅の実現は住宅業界を変革させます。今までの常識にとらわれず、より多くの人により良い住まいを提供すべく全力で取り組んでまいります」とコメントしている。

セレンディクスは、昨年2022年3月に愛知県小牧市に国内初となる3Dプリント住宅のSerendix10m2モデルを建設、国内外のメディアにより紹介されるなど話題を集めた。セレンディクスによると、同社には同社の3Dプリント住宅に関する問い合わせが国内外から1800件以上寄せられているという。