デンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルと、カナダのナイダス3Dがパートナーシップ契約を締結した。発表によると、ナイダス3Dは、COBODインターナショナルの建設3Dプリンター「COBOD2」を使い、カナダ国内で3Dプリント住宅を建設・販売する。
ナイダス3Dは、これまでにCOBODインターナショナルの建設3Dプリンターを使い、カナダ初の3Dプリント住宅を建設している。ナイダス3Dは、今年2022年夏から3Dプリント住宅の販売を開始するとしている。
ナイダス3Dのイアン・アーサー社長は、「建設3Dプリンティングのリーディング企業のCOBODインターナショナルと共に仕事ができることは素晴らしいことです。COBOD2は業界をリードする建設3Dプリンターであり、機能、稼働領域、耐久性の、いずれにおいても他社製品を凌いでいます。建設3Dプリンターを活用することで建設コストを引き下げ、柔軟で効率的な、そしてサステナブルでカナダの建設基準に適合した住宅を提供してゆきます」とコメントしている。
COBODインターナショナルは、ドイツの大手建設会社のPERIグループと共同で、ヨーロッパ諸国やアメリカの各州で自社の建設3Dプリンターを販売している。また、タイ最大のサイアム・セメント・グループと共同でタイ国内での「BODシリーズ」の販売を開始しているほか、サウジアラビア、UAE、オマーン、ケニアなどへも販売している。