オーストラリア政府が2億7100万ドル(約271億円)の予算を投じ、アディティブ・マニュファクチャリングセンターを開設する。
アディティブ・マニュファクチャリング・コオペレイティブ・リサーチセンター(Additive Manufacturing Cooperative Research Centre)と名付けられたセンターには、アメリカの大手航空機メーカーのボーイングなどを含む国内外70社の企業と13の大学が参加し、最先端のアディティブ・マニュファクチャリング技術の研究開発などが行われる。
リサーチセンターのディレクター、サイモン・マリオット氏は、「過去10年間に渡り、アディティブ・マニュファクチャリングは驚異的な成長を遂げ、精密性、スケーラビリティ、素材の多様性などにおいて大きな進化を続けてきました。アディティブ・マニュファクチャリングは、かつてのプロトタイピングや小ロットの製造から、フルスケールの本格的マニュファクチャリングのフェーズに移行しつつあります。アディティブ・マニュファクチャリングのサプライチェーンを構築することでリードタイムと素材コストを揃って削減できます」とコメントしている。