ASTMインターナショナルがアディティブ・マニュファクチャリング認証委員会を立上げ

世界最大の国際標準化企画設定機関のASTMインターナショナルが、アディティブ・マニュファクチャリング認証委員会を立上げることとなった。新たに開設される委員会はASTMインターナショナルの23名の会員によって構成され、アディティブ・マニュファクチャリングのサプライチェーンにおける監査基準などを審査するとしている。

委員会のメンバーは、航空宇宙、防衛、医療、交通などの重要セクターの出身者で、前身となるアディティブ・マニュファクチャリングセンター・オブ・エクセレンスのメンバーから選出されるという。

主要メンバーのひとりであるボーイングのアディティブ・マニュファクチャリング担当副社長のメリッサ・オーメ氏は、「委員会の開設により、急激な成長を遂げているアディティブ・マニュファクチャリングのサプライチェーンの全体像や技術的な重要性に関する理解が進むと期待しています」とコメントしている。

ASTMインターナショナルは、1898年設立の世界最大の非営利の国際標準化企画設定機関。主に製造業における工業材料規格や試験法企画などを定めている。ASTMインターナショナルは、本部をペンシルバニア州ウェストコンショホッケンに置いている。