ASTMインターナショナルが3Dプリンティング素材データと標準化のためのコンソーシアムを結成

世界最大の国際標準化企画設定機関のASTMインターナショナルが、3Dプリンティング素材データと標準化のためのコンソーシアムを結成した。その種としては世界初となるコンソーシアム「コンソーシア・フォー・マテリアルズデータ・アンド・スタンダーダイゼーション(CMDS)」には、HP、EOS、デスクトップメタル、GEアディティブなどの3Dプリンターメーカーや、GE、ボーイングなどのユーザー、NASA、オーバーン大学などの研究機関が参加している。

CMDSの設立目的について、ASTMインターナショナルは、「CMDSはアディティブ・マニュファクチャリング・エコシステムにおけるすべてのサイズの企業にマテリアルズデータ・ジェネレーション、クリエイション、キュレーションのためのベストプラクティスを可能にするデータを提供します。そして、次世代の工業化を加速し、アディティブ・マニュファクチャリングテクノロジーの完全な導入を実現します」と説明している。

ASTMインターナショナルは、1898年設立の世界最大の非営利の国際標準化企画設定機関。主に製造業における工業材料規格や試験法企画などを定めている。ASTMインターナショナルは、本部をペンシルバニア州ウェストコンショホッケンに置いている。