ケナメタルが3D プリント切削工具ホルダーでエジソン賞のファイナリストに選出

ケナメタル社(本社:米国ペンシルバニア州ピッツバーグ)が革新的なKENionic技術を利用してD プリント切削工具ホルダーを開発し、エジソン賞のファイナリストに認定された。

エジソン賞は、新製品やサービスの開発、マーケティング、デザイン、イノベーションにおける卓越性を讃える賞だ。自然から着想を得た有機的な形状を活用した最先端の工具ホルダーは、従来比45%の軽量化を誇る上に、加工時間が50%短縮されるという特筆すべき効果を実証しており、ターゲットの顧客層に合わせて特別に調整されている。この画期的な技術は、特に輸送用部品の精密加工において、生産性と効率を向上させる。

PBF-LBのスチールカッター本体は、シームレスな工具交換を容易にし、3D プリント設計は、冷却材を最も効果的な場所に正確に供給するために複数の流路を組み込んでいる。

ケナメタル社の副社長兼最高技術責任者を務めるカルロンダ・ライリー氏は「ケナメタル社では、各業界における技術革新の限界に挑み続けており、当社のKENionic技術がエジソン賞の最終選考に残ったことは、当社の進歩に対する揺るぎないコミットメントを裏付けるものです。顧客の課題を我々の材料科学、設計、プロセス、応用工学の専門知識と革新的な思考で統合することで、顧客の皆様が日常生活の基盤を再定義できるような勝利のソリューションを作り上げました。」と述べている。

優勝者は2024年4月18日に開催されるエジソン賞授賞式とガライベントで発表される予定で、期待が高まっている。エジソン賞のファイナリストとなった今回、ケナメタルの業界革新における限界突破への真摯な姿勢が再確認された。