ピッツバーグ国際空港とピッツバーグ大学がアディティブ・マニュファクチャリング・ハブを建設

ピッツバーグ国際空港とピッツバーグ大学が、アディティブ・マニュファクチャリング・ハブを建設する。ピッツバーグ国際空港の空港ターミナルと滑走路に隣接する施設はネイバーフッド91と名付けられ、来年2020年内の工事着工を目指す。

ネイバーフッド91では、各種のアディティブ・マニュファクチャリング関連企業の入居施設が整えられる他、ポストプロダクション用試験施設、各種のオンデマンドプリンティング機器、アルゴンガスやヘリウムガスなどのガスサプライ施設なども提供される。

ネイバーフッド91の開設について、地元アレゲニー郡のリッチ・フィツジェラルド氏は、「ピッツバーグは、常にモノづくりの世界でのリーダーであり続けてきました。製造業は今や3Dプリンティングを含むアディティブ・マニュファクチャリングへと進化し、ネイバーフッド91を通じて、我々はモノづくりの世界の新たな世界的中軸になるでしょう」とコメントしている。

ピッツバーグは「鉄の街」と呼ばれ、古くからモノづくりが盛んな土地として知られる。ピッツバーグは製鉄に加え、アルミニウム、ガラス、船舶、石油、電気などの生産が盛んに行われている。

ピッツバーグ国際空港は、ペンシルバニア州ピッツバーグ市北西22キロメートルにある国際空港。四つの滑走路と五つのターミナルを持ち、年間800万人の旅客が利用している。