http://www.3ders.org/articles/20181217-3d-printed-head-can-unlock-top-android-smartphones-iphone-x-impenetrable.html
フォーブスの記者が、3Dプリンターで自分の顔を製造してスマートフォンの顔認証システムを突破したとして話題になっている。
フォーブスのトーマス・ブルースター記者は、イギリスのバーミングハムのスタジオで50台のカメラを使って自らの顔を3Dスキャンした。その後3Dプリンターで出力し、後処理の後、塗装が施されたという。製造にかかった費用は300ポンド(約40,500円)だったという。
ブルースター氏は製造された自分の顔を使い、サムスン・ギャラクシーS9、同ワンプラス6、ギャラクシー・ノート8、LG G7 ThinQ、iPhone X の、それぞれの顔認証システム突破を試みた。結果は、iPhone Xを除くすべての機種で顔認証システムを突破できたという。
「あなたがアンドロイドスマートフォンのユーザーであれば、顔認証システムを使わない方がいいでしょう。最新のアンドロイドスマートフォン四機種とiPhone Xを使ってテストしましたが、iPhone X以外の機種は、3Dプリンターで作った顔で簡単に突破できました」とブルースター氏はコメントしている。
ブルースター氏は、スマートフォンの顔認証システムの安全性を絶対視するのではなく、現時点ではPINやパスワード認証を信頼することが現実的だと結論づけている。